メモリの増設 available memory 2004 1 27
以前、パソコンのメモリを増設すると、
パソコンが快適になる、パソコンの動作が安定すると書きましたが、
今週号(2/10)の「週刊アスキー」には、
「メモリ増設 超入門」という記事があった。
やはり、実験データからも、パソコンが快適になることが、わかった。
この記事は、「超入門」とあるが、
確かに、パソコン愛好者にとっては、超入門であるが、
一般の人は、信頼できるパソコン店や、メーカーに依頼すべきである。
パソコン愛好者には、「超入門」に見えるが、
一般の人には、「超難関」に見えるでしょう。
このように、21世紀は、パソコンだけではなく、
あらゆる分野で、知識の差が、巨大となっていくのです。
有名な評論家が、かつて、21世紀は、知識社会となると言ったことがありますが、
これは、やはり、そのとおりとなるのです。
20世紀は、資本や土地があるか否かで、大きな差がついたのですが、
21世紀は、知識があるか否かで、大きな差がつくのです。
だから、たとえ、詰め込み教育と言われても、
強力に、学校教育を強化すべきなのです。
私が、中学校時代や、高校時代は、
放課後、先生が、補習授業をやっていました。
これは、さらに学びたい人のための補習授業でした。
私が通った中学校も高校も、公立でした。
そして、この授業には、生徒の参加率が高かったのです。
さて、投資家教育ですが、
最近、個人投資家を見ると、
あまりにも、実力差が大きくなってしまいました。
投資家も、「習熟度別の教育」が必要です。
最近の個人投資家と話をしていると、
「そんなことは、入門レベルだ。」という人もあれば、
「むずかしくて、もっと簡単に説明して」という人もいる。
昔は、個人投資家も、ある程度の水準がありました。
今は、個人投資家が増えたことにより、
あまりにも、実力差が大きくなってしまいました。
ただ、この実力差、知識量の差は、やがて、大きな問題になる可能性があります。
個人投資家の知識水準の「底上げ」が必要です。
「初心者の個人投資家」や「初級の個人投資家」を対象にした教育が必要です。
こういう人たちが、株式投資で大損をすると、
「社会問題」となってしまいます。
この前、読売新聞の社説(1/24)に、教育の問題が書いてありました。
「日本では、学力不足でも、児童、生徒を進級させるケースが多かった。
それは、積み上げの必要な数学などで、
理解の遅い生徒が置き去りにされることにも、つながった。」
これは、重大な問題です。
昔、近所の人に頼まれて、高校受験の生徒の家庭教師をしたことがあります。
数学を、いくら教えても、わからないと言うので、
その生徒の学力を総点検すると、
何と、小学校で学ぶ「分数の考え方」が理解できていなかったのでした。
結局、もう受験まで、残り、数か月になっていましたので、
数学は捨てて、ほかの科目に力を入れました。
何度も言いますが、
20世紀は、資本や土地があるか否かで、大きな差がついたのですが、
21世紀は、知識があるか否かで、大きな差がつくのです。
だから、遊んでいる暇などないのです。
学校を卒業した人も、「メモリの増設」が必要なのです。
それは、一般的には、生涯教育と言うのでしょうが、
社員教育も必要です。
この「メモリの増設」という「追加教育」がないと、
社会の急激な変化についていけなくなるのです。